約 4,307,229 件
https://w.atwiki.jp/sinoalice_kousatu/pages/82.html
ムービー 予告ムービー OPムービー ドロシー― Mizugi ― ???/???? ストーリー +←展開する 夏デス! 水着デス! 最早説明ハ不要デスね? 夏のイベントは水着ニナルのが当タリ前。 春の潮干狩りイベントのように キャラクターを水着にする理由を 必死に考えなくて済むという 全方向にとても優しい季節なのです! 今回もギシンの中に人がイマセンか? 中の人などイナイ。 断じてイナイ。 マあ、イイか。 デハ早速―― 皆に水着にナッテ貰いまショウ! せっかくナノで撮影もしまショウか。 グラビアですネ! それはイイ!! お金ノ匂いがプンプンしまス! 撮影にピッタリな場所ヲ借りマシた。 コレで売上倍増間違いナシ! ソレでは皆様、存分ニお楽しみクダサイ。 ※ここから声が変わる ……夏ダカラ…… 水着…… ……ナイ…… ユ……イ…… ここにもナイトメアがいるのか? ンー……コレは少々面倒ナ案件デスね。 変なモノガタリと合体しチャッタみたいデス 仕方ナイ。グラビア撮影に虫ハ付き物。 邪魔モノを退治シテ写真を撮るのデス! お金ノ匂イだけヲ感じルのデス!! こいつらには何を言っても無駄か…… 兄様……兄様の為なら水着になります…… ……こっちも、ね。 ……ケテ。 タス……ケテ…… この声は……? 水着…… ……ドウ、シテ…… ……ナイ。 ユル……イ! ……ケテ。 タス……ケテ…… また、この声…… ドロシー、悪ふざけはやめるんだ 濡れ衣です。私は何もしていませんって! なんだ、ナイトメアか…… 無駄に怖がって損をしたな。 あれれ? 怖かったんですか? 私は怖がってなどいない。 わ、私だって…… ふふ……みんな怖がりですね、兄様…… コンナコト…… ヤリタクナカッタ…… ワタシタチ…… ……ホントハ…… ……ナイ…… 許サナイ……! スノウ、気付いている? ああ、先ほどから聴こえるこの音…… 魔女の頭をかち割る音に似てます、兄様…… 十節挿入ムービー イヤダ……モウ…… コンナ…… 悲劇ヲ繰リ返シテハイケナイ…… ワタシハアナタ達ヲ救イタイ! な……!? 予想ガ当たっチャイマシたね。 彼らハ、ソシャゲ界ニ漂う運営ノ亡霊デス。 セッカク世界観を練リ込ンでも―― 夏になレバ、キャラは水着ニされてシマウ。 ダッテ水着は売れるカラ!! 売上ガ無けレバ ゲームは作れマセン。 不思議な話デスねェ。 世界観ヲ売る作品ガ、 ソレを壊シテまで売上ヲ望むのデスから そんなコンナで魂ヲ売った運営達ノ未練。 ソレが、彼ラなのです! 夏ダカラトカジャナクテ…… 水着ヲ着セルナラ チャント設定ヲ…… 世界観ニ合ッタモノヲ…… キャラヲ大事ニシタカッタ…… ジョブ&ウェポンストーリー ジョブストーリー ウェポンストーリー 実装時期 アリス ― Mizugi ― 束縛の斧 Library Summer Collection グレーテル ― Mizugi ― 虚妄の短剣 Library Summer Collection スノウホワイト ― Mizugi ― 正義の弩 Library Summer Collection ドロシー ― Mizugi ― 探究のパラソル 真夏の夜の悪夢 くるみ割り人形 ― Mizugi ― 無し サマーメダル
https://w.atwiki.jp/hachinai_nanj/pages/2352.html
【宴の夜に見るナイトメア】桜田 千代 (捕) 最終更新日時 2023/12/26 22 32 43 このページを編集 属性 レア 守備適性 - - - ◎ - - - - 〇 - 〇 キャラ総評 ぐあー!がおー! 鳴き声が可愛いハロウィン千代ちゃんや。 向日葵スキルを習得可能なので自身のURはもちろんのこと、UR椎名やUR近藤のスキルリンクに最適。 ちなみに桜千代ちゃんの向日葵スキルはコントロール重視で当シーンは球速重視。 UR天ちゃんならば当シーンで球速アップ、コントロールが低めのUR野崎なら桜千代ちゃんでコントロール底上げというふうに使い分けるのもええかもしれんね。 それにしても、さらっと流れるように地蔵をハロウィンデートに誘う自分勝手ムーブは美事というほかないだろう。 これは正妻候補筆頭の咲もうかうかしておられんね。 + 物陰から二人を見つめる影… ああああああああああ! 自分勝手!自分勝手!自分勝手!自分勝手!自分勝手!自分勝手! あんなえっちなコスプレでお兄…地蔵君をたぶらかすなんてとんだビッチだよ! 茜だってこのコスプレを見てもらって…さ、誘おうと思ってたのに! なのに『今夜は一緒にハロウィン楽しみましょうね』って自分勝手すぎるよ! #ハチレポ 試合評価 * ミート パワー 走 力 守 備 備考 素パラメータ 3703 3467 3064 3232 - 恒常スキル後パラメータ 4103 4667 3564 4832 - 打席時/走者得点圏 +600 +300 +400 - 味方走力+100 守備時/走者1人以上 - - - - 敵打者ミート-300 最大バフスキル後パラメータ 4703 4967 3964 4832 味方走力+100敵打者ミート-300 * 球速 コントロール スタミナ 変化球発動率 変化球効果 リード 肩 その他 投手バフ +0km/h +700 +0 ±0 ±0 ±0 ±0 - 走者が得点圏にいるとき +6km/h +1700 +0 ±0 ±0 ±0 ±0 - 投手バフ(向日葵) +9km/h +1700 +500 ±0 ±0 ±0 ±0 - + チームスキル発動条件 チームスキル発動条件 * チームスキル 発動ライン 限界突破数 信頼ランク ミ パ 走 守 天満月 ミ3200パ3200走3200 - - 1 - - - - - - 6-2 万能打線・先鋒 走3500 - - 2 - - - - 1 - 6-2 万能打線・中堅 パ3500 - 1 - - - - - - - 3-2 超万能打線・中堅 パ4200 - 2 - - 7-1 超万能打線・殿 ミ4200 2 - - - - 1 - - - 7-3 鉄壁のセンターライン 守3800 - - - 2 - - - - 1 7-5 超鉄壁のセンターライン 走3500守3800 - - 1 2 - - - - 2 6-2 - - - 1 7-5 万能打線・殿はLvMAXなら凸と信頼度無しで発動する。超万能打線・先鋒は凸とすこ8では発動しない。 無凸では金剛のセンターラインは発動不可 まあ単体性能は正直どうでもええわな デレスト評価 メニュー ランク カード名 属性 力 速 技 効果 練習メニュー ★★★ 瞑想 月 20 20 20 - 追加メニュー ★★★ ハロウィントリート - - - - 練習メニュー1枚と同時に実行可能 追加で1回行動 追加メニュー ★★★ 瞑想 月 20 20 20 - ハロウィントリートは何かと便利やね スキル解説 ランク スキル名 条件 効果 入手可能デレスト1 入手可能デレスト2 ★★★★ 思い切って堂々と…!(条件あり) 守備時/キャッチャーのとき 味方投手の球速が究極に上昇し、コントロールが超絶に上昇し、スタミナが大幅に上昇する 限界突破3回以上 「恥ずかしがらずに…!」習得済み ★★★ 恥ずかしがらずに…! 守備時/キャッチャーのとき/走者が得点圏にいるとき 味方投手の球速・コントロールが超絶に上昇する - - ★★★ 心頭滅却の奥義+(条件あり) 打席時/走者が得点圏にいるとき 自身のミート・パワー・走力が大幅に上昇する 絆の結晶(極)1個 「心頭滅却の奥義」習得済み ★★ 守備範囲拡大の秘奥義 なし 自身の走力・守備が大幅に上昇する - - ★★ ラインドライブの奥義 打席時 自身のパワーがバツグンに上昇し、ミートが少し上昇する - - ★★ 心頭滅却の奥義 打席時/走者が得点圏にいるとき 自身のミート・パワー・走力が上昇する - - ★ エンドランの極意 打席時/走者が1人以上いるとき 自身のミートが上昇し、味方全体の走力がわずかに上昇する - - ★ 安打製造の極意 なし 自身のミート・パワーが少し上昇する - - ★ 好打者の心得 なし 自身のミート・走力がわずかに上昇し、パワーがごくわずかに上昇する - - ★ いぶし銀の心得 なし 自身のミート・守備がわずかに上昇し、走力がごくわずかに上昇する - - ★ 守備の基礎 なし 自身の走力・守備がごくわずかの上昇する - - 固有スキル『恥ずかしがらずに…!』は条件付きかつ効果も控えめ そうそう無いとは思うが当シーンを単体で起用する場合も向日葵スキル『思い切って堂々と…!』を習得させておきたいとこやね 才能 才能名 Lv 条件 効果 からめとっちゃいます♪ 7 守備時/走者が1人以上いるとき 敵打者のミートを減少させる キャッチャー◎ 5 守備時/キャッチャーのとき 自身の守備が超大幅に上昇する 香りをメイク! 7 なし 自身の守備が大幅に上昇し、パワーが上昇する 癒し系 5 守備時/キャッチャーのとき 味方投手のコントロールがバツグンに上昇する + ネタバレ注意! 固有悩み文 部室への心配(→香りをメイク!) 条件:なし 効果:自身の守備が少し減少し、パワーがわずかに減少する 『天ちゃんは本当にすごいピッチャーなので、常に一番いい環境で野球をしてほしいなって思うんです。だから、そんな天ちゃんから部室の匂いが気になるって言われたら…わたしが絶対解決したいなって。換気に、消臭スプレーと消臭剤もばっちりそろえて…くんくんっ…うーん、何か変わったかなあ?』 画像 女子野球部の部室とかええ匂いしてそうやけどなあ セリフ集 + 押すと開きます 状況 セリフ ホーム トリックオアトリート!えっと…わたし変じゃないですよね? うぅ~なんだか想像してたのと違うような…背中すごいスースーするし… でも商店街の人たちもすごい褒めてくれたし、喜んでくれてるみたいで良かったぁ そういえばマミーって何か鳴き声みたいなのはあったりするのかな? ぐあ~!がおー! うーん、違うかな… ぐぐぐぐぐぐ! えっ!?監督!? こ、これですか?マミーのコスプレです…というか、私の鳴き声聞いてました? いやその…聞いてないならいいんです。え?よく似合ってる?そ、そうですか ふふっ、監督ありがとうございます。今夜は一緒にハロウィン楽しみましょうね 試合 試合前 - 開始 - カットイン通常 - カットインターニングポイント - - 勝利 - - 敗北 - デレスト 特訓 - - 桜田 千代のシーンをチェック! アイコンタップ or クリックで各シーンのページへ UR SSR SR シーン名でチェックしたい方はこちら コメント ログを開く エッッッッッッッ - 名無しさん (2021-10-21 14 51 19) 部室の臭いを缶詰にして売りたい…大きなシノギの匂いがするな…! - 名無しさん (2021-10-21 22 25 13) ハチナイがもっと節度無いゲームだったら、黒いインナー?無かったのかな - 名無しさん (2021-11-03 12 21 46) 名前
https://w.atwiki.jp/dragoncage/pages/270.html
タカハシ・オカモト・オカムラ・タドコロ・ナカムラ・ニシモト・ヤマムラ 愛称:タカハシ 称号: 種族:ナイトメア 年齢:312歳 性別:男 穢れ値:+1 外見:頭頂部の一本角を、白髪を結って隠している。痣は胸から首にかけて。赤目 プロフィール(構想中) 魔動機文明生まれの孤児。大破局で名前をくれた7人の友人たちも失う その後様々な経験を経て、人々の役に立つため忍びになることを決意する。 アークに関する何らかの任務を負っているようだが、角砂糖を舐めると忘れる。 これまでの軌跡(構想中) 初めて竜の篭に訪れた際に、居合わせたリッツたんに一目惚れ。 3度の死を経験した彼女のために、小さな個人住宅を購入。住んでもらってる。 性格 SHINOBI 他PCとの交友関係(構想中) PC名 タカハシ視点 リッツ 愛してます 他の有象無象 ぼやけて見える 冒険履歴 日時 タイトル 経験点 名誉点 収入 成長 11/22 思い出の遺跡① 1260 41 2270 器用度 11/24 記憶の遺跡② 1500 31 3880 知力 11/26 心の遺跡③ 1000 0 2000 知力 11/27 空、海ときたら…… 1350 23 4700 敏捷度 11/29 正騎士マチルダによる訓練 1140+150 9 70 知力 11/29 兎の穴 1100+100 10 1120 生命力 11/30 その力、誰が為にありしや 1210 0 2500 生命力 11/30 最後の遺跡④ 1000 0 500 敏捷度 12/13 蛮族たちのララバイ 1360+50 27 3244 敏捷度 12/13 続・兎の穴 1110 0 2834 敏捷度 12/16 大人遺跡リベンジ 1210+50 67 7109 器用度 12/17 朱に濡れた花 1130 13 4050 器用度 subGM 第3回 竜の篭ねるとん大会 りべんじ 1600 40 6000 知力 プレイヤー:もじゃもじゃ (hr,right,text=もどる
https://w.atwiki.jp/sinoalice_kousatu/pages/43.html
ジョブストーリー ウェポンストーリー 実装時期 ブレイカー 暴食の粉砕機 暴蝕と拒蝕 クレリック 暴食の杖 三匹ノ晩餐 インベーダー 暴食の侵略槍 侵略者達ノ宴(大宇宙からの侵略者イベ) ミンストレル 暴食の六絃琴 夜会の狂騒 ハーフナイトメア 暴食の黒駒 第十九回グランコロシアム 白魔道士 暴食の白魔杖 幻影ノ勇士(FFBEコラボ幻影ノ狭間イベ) クラッシャー 暴食の鉄槌 魔晶石購入 和装 暴食の賀正杵 御慶ノ祭リ オルタナティブ 暴食の意思 盲愛ノ子役 ソーサラー 暴食の日記 茶会の製菓 傲獅のハーフナイトメア 傲慢ノ禍剣(裏ウラウチ) 子豚、三匹の願いクリア報酬 パラディン 暴食の薙刀 食祭の支度 怠熊のハーフナイトメア 怠惰ノ禍弦(ウラウチ) 精霊奉葬「怠熊」 ガンナー 暴食の弓 鹿角の狩人 none/食用衣装 none/暴食の食用弦 暴食の装飢 none/淫蠍のクレリック none/色欲ノ濁杖(カゲウチ) 淫蕩ナ亢蠍 none/剛神のブレイカー none/剛ノ戒鐘 聖ノ祝祭10 none/レプリカント none/名もなき青年の剣 魔晶石購入 none/智神のソーサラー none/智ノ悠仇 聖ノ祝祭13 none/ブレイカーExt none/暴食の深淵 淘汰ノ深潭2 none/寛神のクレリック none/寛ノ継命 聖ノ祝祭18 none/ none/ 時期 none/ none/ 時期 none/ none/ 時期 none/ none/ 時期 設定画 ムービー + ←展開する ブレイカー クレリック インベーダー ミンストレル 白魔道士 クラッシャー 和装 オルタナティブ ソーサラー 傲獅のハーフナイトメア パラディン 怠熊のハーフナイトメア ガンナー 食用衣装 淫蠍のクレリック 剛神のブレイカー レプリカント 智神のソーサラー ブレイカーExt 寛神のクレリック 名前 名前 videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。
https://w.atwiki.jp/dcab/pages/125.html
リーシス・アクアディン http //dragoncage.upper.jp/sw/cgi/list_advance/list.cgi?id=165 mode=show 愛称 : リーシス 称号 : まだないです 種族 :ナイトメア 年齢 :15歳 性別 :女性 穢れ値 :1 外見 : 赤髪赤眼短髪、ぽてっとした可愛さがうり プロフィール かつて親に虐待されて過ごしていたところを今の養父に救われた、らしい。 故郷の場所も良く知らない。 今は養父と別れて冒険者の道を歩むことにした。 性格 ぽてーとしたぼんやりキャラ。 「~なのっ」とか言う喋り方。 他PCとの交友関係 今のところなし セッション履歴 No 開催日 セッション名 GM名 経験点 報酬 名誉点 成長 1 11/10/08 廃墟生息害虫篇 cicadaさん 1190+50点 1105G 21点 生命 ルミナ、アルシェメイラ、リリヤ、アリス、シリュン プレイヤー : 灯 登録タグ
https://w.atwiki.jp/nikkanproblem/pages/22.html
考察ページ 個別のページ 領土問題 スワップ 慰安婦 総合的な考察 名前
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/7859.html
ナイトメア・スコーピオン(OCG) 通常モンスター 星3/地属性/昆虫族/攻 900/守 800 ナイト 下級モンスター 地属性 昆虫族 同名カード ナイトメア・スコーピオン(真DM2)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/23970.html
登録日:2013/10/02 (水) 15 52 00 更新日:2024/08/13 Tue 18 02 06 所要時間:約 14 分で読めます ▽タグ一覧 EU KMF R2 コードギアス ジルクスタン王国 ナイトメア ナイトメアフレーム ナイトメア・オブ・ナナリー ブリキ野郎 ロボット 中華連邦 亡国のアキト 人型ロボット 人型自在戦闘装甲騎 双貌のオズ 反逆のルルーシュ 小さい 復活のルルーシュ 悪夢× 神聖ブリタニア帝国 自在戦闘装甲騎 超合集国 黒の騎士団 ナイトメアフレーム(KnightMareFrame)とは、『コードギアスシリーズ』に登場する人型機動兵器の総称である。 略称は「KMF」。 劇中における和名は「人型自在戦闘装甲騎」。 黒の騎士団では「自在戦闘装甲騎」とも呼ばれる。 ただし劇中では単に「ナイトメア」と呼称する場合が多く、現実でも「KMF」「ナイトメア」と呼ばれる場合が多い。 【目次】 クリックで展開 【目次】 【概要】■ブリタニアでのKMFの扱い ■ブリタニア以外でのKMFの扱い 【機構面】 【世代別の分類(ブリタニア、日本系のKMF)】◇第一世代《属する機種》 《確立された技術・機構》 ◇第二世代《属する機種》 《確立された技術・機構》 ◇第三世代《属する機種》 ◇第四世代《属する機種》 《確立された技術・機構》 ◇第五世代《属する機種》 ◇第六世代 ◇未分類機《属する機種》 《確立された技術・機構》 ◇第七世代《属する・相当する機種》 《確立された技術・機構》 ◇第八世代《相当する機種》 ◇第九世代《属する機種》 《確立された技術・機構》 【他勢力のKMF】◇中華連邦 ◇EU ◇ユーロ・ブリタニア ◇ジルクスタン王国 ◇その他 【余談】 【概要】 元々は皇歴2010年前後に神聖ブリタニア帝国が開発した兵器。 同国と旧日本の間に起こった第二次太平洋戦争に実戦投入されて以降、ブリタニアの主力兵器としての地位を確固たるものとした。 その威力はブリタニアの諸外国侵略による植民地拡大に大きく貢献。 同時に諸外国もその驚異的な性能に危機感を覚え独自のKMFを開発するようになるなどしており、皇歴2017年(本編開始時点)頃には戦場の主役となっている。 また、KMFに近い技術を用いた兵器として「ナイトギガフォートレス(KGF)」というカテゴリーの機体も少数ながら存在する。 ■ブリタニアでのKMFの扱い ナイトメアとは「悪夢(Nightmare)」ではなく「騎士の馬(KnightMare)」を意味する。(*1) 欧州の貴族主義が色濃く残るブリタニアでは、KMFは戦車のような「近代兵器」であると同時に、中世の騎士が戦場に出る際纏った「鎧」と跨った「馬」、それらの延長として位置づけられた。 このためKMFの操縦者を「騎士」、操縦することを「騎乗」と呼ぶ。 戦場の花形となったKMFへの騎乗は軍事国家色が強いブリタニアの貴族にとって比較的身近な物であり、操縦技術の習得は貴族の嗜みの一環でもあった。 地位としては最上位にある皇族の中には超エース級のKMF操縦技術を持つ者もいたほどである。 一方で、KMFへの騎乗はそれだけでも貴族の特権の一つとされ、ナンバーズ出身者や平民出の一平卒が騎士になることは基本的に認められない。 特にナンバーズでは完全実力主義で選出される帝国最強の十二騎士・ナイトオブラウンズに任ぜられようと、白眼視されることは避けられないのが実情である。 ちなみに軍用KMFを転用した警察用や競技用、基礎フレームのみの民間用など、直接的な戦闘以外の用途で普及しており、そういった機体に関しては前述のような搭乗者の地位などの規制は存在していない。 ■ブリタニア以外でのKMFの扱い 上記のようにブリタニアでのKMFの扱いはブリタニア自体の貴族主義体質に起因する部分が大きいため、他国では単純な戦闘兵器として扱われる。 そのため正規軍だけでなくテロリストが使用している場合も多い。 しかし、ブリタニアと並ぶ三大勢力たる中華連邦とEUのKMFすら未だ兵器としては色んな意味で未熟であり、ブリタニア軍以外のKMFの活躍は黒の騎士団の台頭を待つこととなる。 【機構面】 殆どの機体は市街戦を想定し4~5m級(現実の乗用車の前後幅程度)のサイズで統一されており、ロボットアニメに登場するロボットとしては比較的小型(ただし流石に狭すぎるので演出上コクピット内部は広めに描かれている)。 このサイズのため寝かせたり座らせるだけでもかなりコンパクトになり、大型トラックや貨物列車の荷台などに収納可能で、輸送も比較的楽である。 作中世界では「サクラダイト」を素材とする高温超電導体を用いた電気駆動の機械が一般的であり、KMFも駆動系の多くにこのサクラダイトが使用されている。 動力源も「エナジーフィラー」というサクラダイト製の蓄電パックを使用しており、エネルギー切れの際はこれを交換する。 アニメでランスロットの背部などに挿入されているオレンジ色の四角い箱状の物体がそれ。(*2)。 作中では本家本元であるブリタニア製と、そこから枝分かれし独自発展した日本製(開発はインドだけど)の二系統が最先端の機体となっており、主に活躍するのもこれらである。 ブリタニア製の機体は総じてコクピットが背面に配置された座席型でパイロットの生存率を高め、日本製はコクピット自体背面にあるもののバイクに跨るような姿勢で搭乗し機体とパイロットの連動性を高める。 根本的な設計思想の違いから機体のプロポーションなど外観は二分されているが、基礎的な技術に関しては共通している部分も多く、コクピット内にヒッグスコントロールを行いパイロットにかかるGや外部からの衝撃を軽減する仕組みになっている。 また、腕等のパーツ毎の規格化も図られており、サイズが同程度ならブリタニア製・日本製問わず他の機種のパーツを取り付けることも容易となっている。……無論機体バランスの悪化など無視できない問題は残るが。 後述の通り元来は戦車から派生して生まれたものであるため、その本質は陸戦兵器である。 作中ではフロートシステムによる空中飛行能力を付与され空戦にも適応していったが、あくまで「空戦もできるようになった」というだけで、その本質には変わりは無い。 なお、「ナイトメア・オブ・ナナリー」におけるナイトメアは若干設定が異なっており、人工筋肉などを用いたやや有機的な外見になっている。 【世代別の分類(ブリタニア、日本系のKMF)】 ブリタニア製KMFはその開発時期や技術レベルによって世代別に分類されており、他国のKMFも同じ基準で分類されることがある。 ◇第一世代 戦車にパイロット保護を目的とした脱出艇を装備したようなもの。 更に脱出装置自体にも補助脚を設けるなど、生存率の向上が試みられた。この時点で積載スペースの都合で補助脚は二本のみに限定されていた。 しかしサクラダイト積載量の関係からくる活動限界など基礎技術が未発達で、性能は十分とは言い難い物だった。 つまるところは戦車の補助装備の一種に過ぎないものであり、世代として分類自体も後になってから定義されたもの。 まだKMFという名称すらない時期のものであり、人型兵器といった趣は無い。 《属する機種》 不明 《確立された技術・機構》 脱出装置 後のブリタニア、日本製KMFに標準的に搭載された機構。 主人公を含めこれのおかげで生き残ったキャラはたくさんいる。 ◇第二世代 アッシュフォード財団が持っていた医療サイバネティック用の義肢「フレーム」技術が取り込まれ、新たな兵器として開発が行われた世代。 この「フレーム」に先述の「ナイトメア」という意味合いが加わり、「ナイトメアフレーム」という名称が誕生したのもこの頃。 第一世代で培われた技術によって戦車の補助装備という立場から独立し、二本脚で移動する一個の兵器へと転換し始めた……のだが未だランドスピナーは急発進・停車が出来ず毎回ずっこけ、マニピュレーターの精度も低いなど、基礎技術の蓄積を要する段階だった。 《属する機種》 不明 《確立された技術・機構》 ファクトスフィア 情報収集用のカメラ。 ランドスピナー 高速移動用のホイール。日本製KMFでは「高機走駆動輪」。 初期は機体本体の脚部と一体化していたが、現行の機体の多くは独立したユニットとして外付けされており、広い可動域を持っている。 陸上走行以外にも横に広げることで建造物の間を走ったり格闘攻撃に利用されたりと様々な使われ方をした。 ◇第三世代 作戦行動を想定して開発が進められた実験的世代。 アッシュフォード財団主導で開発が進められ実戦に耐えられるだけの性能を得られたとされる。 しかし諸事情により開発競争からは外れてしまい、直接の系列機も作られておらず、開発系図から取り残されるような形となった。 なお、KMFの運用構想も現実味を帯び始め、サクラダイト確保のためのブリタニアの戦略が始まるのもこの頃。 《属する機種》 ガニメデ ◇第四世代 実戦投入を目指して開発された世代。 基本的な機体構造等が確立され、KMFの基本形が完成した段階。 日本進攻時に投入されたグラスゴーの目覚しい活躍により、KMFの有用性を世界に知らしめた。 ちなみに開発時期自体は第三世代と変わらない。 シリーズ通して活躍が描かれるのはこれ以降の世代である。 《属する機種》 グラスゴー ポートマン ポートマンⅡ 《確立された技術・機構》 スラッシュハーケン ワイヤー式のアンカー。日本系では「飛燕爪牙」。 直接の攻撃手段以外にも建造物の壁面に突き刺してよじ登るなどの移動手段として使われた。後の世代では大型化するなど攻撃力を重視したものも見られる。 ◇第五世代 第四世代で培われた技術を基に他国のKMFとの戦闘を想定し開発された世代。 主に機動力を始めとした基礎性能の向上に主眼が置かれ、コクピットの居住性なども向上。 バランスの良い兵器としてブリタニアの戦力を担うようになっている。 本編開始時点ではこの世代がブリタニアの主力機体となっている。 《属する機種》 サザーランド グロースター ◇第六世代 新機軸の技術開発を目指して研究が行われた世代。 だが、具体的な方向性や成果を得ることが出来ず、分類されるような機種も開発できなかった残念な世代。 しかし実用化には漕ぎ着けこそしなかったものの独創的なアイディアはあったらしく、後の第七世代機の一部にそれが活かされているとも言われている。 ◇未分類機 どの世代にも属さない特殊な試作機。第六世代と同一視されることもある。 《属する機種》 ガウェイン 《確立された技術・機構》 ハドロン砲 高出力の加粒子砲。赤く縁どられた黒いビームを放つ。 シリーズ中登場するKMFの装備の中でも最大級の破壊力を誇り一撃で敵部隊を薙ぎ払えるMAP兵器。 後にビームを弾丸のように連射する「ハドロン・ショット」や最高威力の「四連ハドロン砲」等が開発されている。 フロートシステム 電気熱ジェット推進装置とヒッグス場の限定中和による質量封じ込め装置とを組み合わせた飛行用装備。 浮遊航空艦にも採用されている技術で空中での上昇・下降・静止まで行える優れもの。 ブリタニアではコクピットブロックの上に一対の翼として追加装備する方法で一般の量産機にも配備された。 黒の騎士団ではX型の翼を持つ「飛翔滑走翼」として量産、配備された。 ちなみにブリタニアでは上記の追加装備タイプと高速機動用可変機構タイプとでシェアを争ったが、後者は主導していたシュタイナー・コンツェルンがテロ行為に関わったことで脱落し追加装備タイプが主流になった。 ◇第七世代 大出力のユグドラシルドライブの実装によりこれまで以上の運動性と火力を獲得した世代。 革新的かつ強力な装備が多く、後の世代に大きな影響を与えた。 正式に分類されるのはランスロットのみだが、それに相当する性能を持つ機種も生み出された。 《属する・相当する機種》 ランスロット ランスロット・グレイル ヴィンセント ヴィンセント・ウォード ガレス 紅蓮 月下(媒体によっては第五世代相当とされることも。紅蓮の量産機のため技術的には第七世代相当が正しいと思われる) 白炎 《確立された技術・機構》 ユグドラシルドライブ 大量のサクラダイトから精製し純度を高めた「コアルミナス」というキューブを高速回転させることでエネルギーを生み出し、それを機体全体のサクラダイト製の回路に伝達するシステム。 消費電力が多いものの旧世代の機種では扱えなかったような高出力武装を扱えるようになり以降の世代の高性能化を促した。 後にゲフィオン・ディスターバーの干渉を防ぐ対策も施され第八世代以降の機体にも採用されている。 メーザー・バイブレーション・ソード(MVS) 高周波振動剣。凄まじい切れ味を誇る。 ランスロットから実用化され普及し、鶴嘴型やナイフ型等のバリエーションが生まれた。 ブレイズルミナス エネルギー場で物理攻撃を防ぐシールド。 こちらもランスロットから実装され非常に高い防御力を発揮。突起状に展開し打突攻撃を行う「ルミナスコーン」等防御だけでなく攻撃にも利用できる。 輻射波動機構 マイクロ波誘導加熱ハイブリッドシステム。 高周波を連続し打ち込み対象を加熱・爆発させる装備で、遠距離に放つ「輻射波動砲弾」、防御用のシールドにする「輻射障壁」等に発展。 紅蓮弐式に実装され、後に黒の騎士団内でも広く使われるようになった。 ゲフィオン・ディスターバー 輻射波動を応用した力場によってサクラダイトに干渉・不活性化させるシステム。 効果範囲は限定されるものの、範囲に入ってしまえばKMFに限らずサクラダイトを用いている機械類は動作不能になってしまう。 ランスロットより後に開発されたKMFには干渉対策が施されるようになった。 ◇第八世代 第七世代で得られた技術を投入して開発された世代。 性能面では第七世代機との明確な差が無く定義は曖昧だが、ナイトオブラウンズや黒の騎士団のワンオフ機がこれに相当するとされている。 なお、定義の曖昧さゆえか『劇場版反逆のルルーシュ』以降は下記の相当機種が第七世代扱いになり、第八世代自体は「第六世代同様属する機種が無い」という設定になりつつある。 《相当する機種》 ランスロット・コンクエスター トリスタン モルドレッド パーシヴァル パロミデス ギャラハッド 蜃気楼 ◇第九世代 作品世界内での最新機種世代。 エナジーウィングなどの装備によってこれまでの世代とは比べ物にならない程の性能を獲得した。 《属する機種》 ランスロット・アルビオン 紅蓮聖天八極式 ランスロットsiN 紅蓮特式 《確立された技術・機構》 エナジーウィング フロートシステムを発展させた装備。 ブレイズルミナスを応用したエネルギーの翼を使うことで圧倒的な加速性能と運動性を実現した。翼による攻撃や防御まで行える。 【他勢力のKMF】 ◇中華連邦 神虎 中華連邦所属のKMF。 鋼髏 中華連邦製KMF。 ◇EU アレクサンダ 第七世代相当。 格闘戦を得意とし、高速機動用のインセクトモードへの変形機構持つ。 それ以外にも特殊なシステムが採用されているようだが……? パンツァー・フンメル EUで運用されている主力機。 火器の使用に特化しているが運動性が低く近接戦は不得手。 ガルドメア 旧式の小型機。厳密にはKMFではない。 警備用として使われているが並のKMF相手でも歯が立たない。 ◇ユーロ・ブリタニア ヴェルキンゲトリクス 聖ミカエル騎士団団長であるシン専用の黄金のKMF。 元々は先任の団長であるマンフレディが特別に発注した物。 グラックス 聖ミカエル騎士団所属の銀色のKMF。ジャン・ロウの乗機。 高い運動性を持ち、両腕が紅蓮のような展開ギミックによって伸縮する機能を有する。 アフラマズダ ユーロ・ブリタニア製の重武装KMF。ワインレッドの装甲と頭部にある牛のような二本角が特徴。 両肩に三基のガトリング砲が装着されておりブリタニア系の機体でもトップクラスの火力を誇る。 また、装甲にはブレイズルミナスを纏えるシュロッター鋼が用いられており防御力も高い。 ◇ジルクスタン王国 ナギド・シュ・メイン ジルクスタンの国王機。第十世代機とも噂される機体。 ゲド・バッカ ジルクスタンの主力量産機。 独自開発された機体であり、四脚に前後対称という特異な構造を有する。 ジャジャ・バッカ ゲド・バッカのバリエーション機。 ガン・ドゥ・グーン ジルクスタン製の試作機。 ◇その他 MR1 装甲を取っ払った内部フレームのみの状態で民間に払い下げられている簡易型ナイトメア。 武装はスラッシュハーケンくらいしかなく歩けばふらつくような有様で戦闘に向かないがボディを折り畳めるため収納しやすい。脱出装置もある。 Zi-アポロ Zi-アルテミス 『奪還のロゼ』に登場する、出自不明の新型ナイトメアフレーム。非常に高いスペックを持つ。 Zi-オルテギア Zi-アポロとZi-アルテミスが合体した姿。 高出力のエナジー・ウイングを展開し、空中での高速移動が可能なことから第9世代以上の機体と思われる。 【余談】 ブリキ野郎 作中、玉城などがよく「ブリキ野郎」等と悪態をついているが、これは「ブリタニアの鬼畜」と「ナイトメア=ブリキオモチャ」をかけた言葉である。 コンセプト デザインコンセプトは「ガレージに隠せるロボット」。 主人公がテロリストであるため、テロリストが保有・運用できるように考えられた。 『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』最終巻のラフイラストにもあるように、元々は普通のロボットアニメのようにルルーシュがナイトメアに乗ってブリタニアと戦う案もあり、それゆえ「普段は隠せるロボット」という考えがあったのである。 地上戦→空中戦へ 『R2』におけるフロートの普及に伴う空中戦の増加がよく指摘され、ガンダムなどの他作品との違いが薄れたことなどからネットでは批判点として挙げられるもとも多い。 こうした空中戦の増加は「作画的な負担の軽減」といった意味合いも多かったこと監督から言及されている。 実際一期前半においても、「人質救出」「敵の資料を損失なく入手するため」「地形の都合」「黒の騎士団側では空戦兵器の持ち合わせがないためKMFが主戦力」など、登場人物の説明という形で、空爆ではなくKMFを使う理由づけが行われており、作劇の大変さもうかがえる。 『反逆のルルーシュ』24話や『R2』6話などでは「陸戦兵器が空戦に適応することの意義」を示す演出がとられ、『R2』最終話ではあえて決戦を空戦から地上戦に移行するなど、作劇上の工夫も多々見受けられた。 また『奪還のロゼ』の主な舞台となるホッカイドウでは、エナジーを大量消費してしまうシトゥンペバリアの影響によりフロート装備のKMFがほとんど存在せず、地上戦がメインとなっている。 追記・修正は脱出してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] アレクサンダは第七世代相当とのこと -- 名無しさん (2013-10-02 23 27 32) ↑にしてはあまり強くないな……。EUの使い方が悪いのか? -- 名無しさん (2013-10-02 23 35 11) あの時期でランスロットと同格とか有人爆弾に使うには勿体なさすぎる。ほんとあの司令官無能だったんだな -- 名無しさん (2013-10-02 23 37 14) ↑2 ウォードが第七世代扱いされるんだぞ?革新的技術導入して量産機として確立されれば第七世代扱いでいい。 それに敵のアシュラ隊はパイロットが強い上に近接特化のグロースターだし -- 名無しさん (2013-10-02 23 46 15) ↑そう言えばウォードレベルで第七世代なんだっけ。白兜や紅蓮基準で考えてたのはマズかったわ。あの2機はパイロットがおかしいから基準にしちゃダメだ -- 名無しさん (2013-10-02 23 57 40) あの金色ケンタウロスも、空を飛んだりしだすのだろうか。いきますよ、ペガサス号!!みたいな -- 名無しさん (2013-10-09 02 15 56) スパロボで共演したボトムズとはサイズ的に大差ないのにサバイバビリティは比較にならないくらい優れてるな -- 名無しさん (2013-12-26 16 35 18) そういやガニメデってR2だとアッシュフォードに無かったっぽいけどオズだと普通にあったね。なんでだろ -- 名無しさん (2014-02-28 23 02 30) オズはR2より前の話だから、その間に撤去されたのかも -- 名無しさん (2014-02-28 23 52 43) ↑↑ピザで使っていたじゃん。 -- 名無しさん (2014-03-01 00 30 09) ↑いやあれ普通の簡易ナイトメアだったじゃん -- 名無しさん (2014-03-01 00 35 04) ごめん。見てみたらそうだった。 ここのジノの項目にガニメデと書いてあるから勘違いした。 -- 名無しさん (2014-03-01 01 00 10) 動き回る時のGがヤバいとかはヒッグスコントロール云々でカバーされてるのね -- 名無しさん (2014-10-09 22 18 06) 何かは忘れたけどマンマシンインターフェースもあるらしい -- 名無しさん (2014-11-04 17 39 34) お台場ガンダム見たとき17mはでかすぎだと思ったが、さすがに5mじゃコックピット確保できないな。 -- 名無しさん (2016-06-04 01 52 36) よく「R2ではナイトメアは飛ばない方が良かった」と言われるが飛ぶ技術が開発されて一年経過、しかも戦時中というのに量産しない方が帰って不自然なんだよな ボトムズのアーマードトルーパーやガサラキのタクティカルアーマーみたいなローラーダッシュはいいものだけど -- 名無しさん (2016-12-09 00 13 49) バトルROBOT魂でどいつもこいつもスタン付きホーミングミサイルをバカスカバカスカぶっ放してくるけど、あれなんなんだろう。調べて見た感じだとミサイル積んだ機体って少数派みたいだが… -- 名無しさん (2017-05-03 23 31 36) ミサイル装備ったらモルド・ゼッドのボマーや滑走翼の小型ミサイル、サザーやグローのザッケル、ガレスの腋・足、あとは無頼なんかがたまに使ってる手持ち式のミサイルポッドとかかな -- 名無しさん (2018-04-28 16 40 37) ミサイルをゲフィオンネットと混同して実装した為、らしい -- 名無しさん (2018-10-14 23 55 08) エナジーウィングがあるならビームサーベルだのビームガンだの作れそうだな -- 名無しさん (2020-10-02 16 50 38) ここまで個人用の専用機の目白押しな代物も珍しい。大体誰かの専用機だらけ。 -- 名無しさん (2024-07-11 22 09 28) 早く奪還のロゼのナイトメアフレームについても書き込み増えると良いなって思う、待ち遠しい -- 名無しさん (2024-08-13 18 02 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/514.html
ナイトメア・チルドレン(後編) ◆tu4bghlMIw 絶対遵守という概念を念頭に置き、人の精神に干渉をする場合、その精神に最も手を加えずに済む条件付けとは何だろうか。 ……いや、質問を変えよう。 『最も優しい、イージーな精神干渉とはなんだろうか?』 例えば博愛主義者に殺人を命じるのはどうか。 これはその人物の意志、信念、存在全てを否定して掛かる指令だろう。 考えたくもない話だが、ギアスの効力が弱っている今、感情の爆発によって抗われても不思議ではない。 同時に今すぐに自殺しろ、と命じるのもハードルは高い。 人の生存本能という奴は意外なくらい厄介だ。 生命活動に支障を来たす命令は躯が、心が全力で否定しにかかる筈だ。 ……もっとも、俺が初めて使用したギアスは『複数の人間に自殺を命じる』ものだった訳だが。 「きゃぁぁあああああああああああっ!!!」 最高のタイミングで、奥の部屋からニアの凄まじい絶叫が響いた。 「……ッ…………ニアっ!?」 「お姫様の悲鳴、ナイトの出番ってことかな!」 「むぅぅぅぅうううっ!? こ、小娘!? どうした、何が起こったのだ!?」 応接間で休息していた俺を含む三人が、その声を聞いて一斉に走り出す。 ビクトリームなぞ、わざわざラジカセのスイッチを切る気の利かせようである。 ……普段から、それくらい気を遣ってくれると嬉しいのだが。 当然、俺もわざとらしいくらいに『驚いた振り』をする。 ここまで全てが予想と同じ展開だとしても、だ。 脳内を揺さぶるような凄まじい痛みに耐えながら狭い通路を駆け抜ける。 だが、この程度ならば昏倒するレベルには達していない。 大丈夫だ……少なくともマトモに頭は回る。 「ベルゥィィィィィィシィィッット!! 小娘ぇぇぇぇぇっ!!」 「……ジン! どうなって……いるんだ!?」 「おや。辛そうだね、ルルーシュ」 「……持病の偏頭痛がな」 「ソレはお気の毒に。とりあえず、ランチのお盆を引っ繰り返したって訳じゃないのは確かだね」 一気に奥の部屋へ。 マタタビが眠っていた部屋、いや今ニアが『薬』を持って行った部屋へと向かう。 さて。そろそろ、先ほどの質問の解答編へと進もうか。 確かに精神干渉にも色々なケースがあるだろう。 だが、少なくとも主義、主張、信念、本能などの人間の奥底に眠る問題に対しての接触はタブーだ。 これらは若干ハードルの高い課題である。追々実験していかなければならないことでもあるが。 ならば記憶の操作か? だがコレも感情に絡む場合が多い。 一人の人間に関する記憶を全て抹消する――などと命じた場合、 消し去った相手への感情如何によっては、ある種の抵抗などが生まれるかもしれない。 ならば最も簡単な命令とは『どうでもいいことを忘れさせる』ではないだろうか。 俺がニアに掛けたギアスは非常に単純なモノだ。 ほんの小さな記憶の転換。小さな綻び。 実際、ギアスを使わなくても「~ってなんですか?」としばしば尋ねるニアならば、適当な言葉でも騙せたかもしれない。 いや、今となってはどうでもいい過程か。 残念なことに彼女はその概念についての知識をしっかりと取得していたのだから。 ドーラとか言う、彼女を最初に保護した参加者も余計なことをしたものだ。 俺は彼女の瞳を見つめながら、こう囁いた。 『毒についての記憶を全て忘れろ』と。 後は全てニアが『自主的』にやってくれた。 俺がやったのはカプセルの説明書きを握り潰し、新たに『薬入りカプセル。凄く良く効く薬』と書いた紙を忍ばせたこと。 そして「薬なんて面白い支給品を持っているね。怪我人が沢山出そうなこの状況じゃきっと役立つだろうね」と助言をしたこと。 たったのこれだけである。 優しい心を持ち、そして人を疑うことを知らないニアのことだ。 そのまま、マタタビの身を案じ毒入りカプセルを飲ませたに違いない……薬だと思い込んで。 そして奴が死んだことに気付き悲鳴を上げた、と。 当然、このように間接的なギアスを掛けたのにも様々な理由がある。 その相手にニアを選んだことにも、だ。 まず少なくともこの先ギアスを《切り札》として使っていくためには、早い段階で誰かに実験台になって貰う必要があった。 使用者への強烈な負担、有効期間の減少などルールに齟齬が発生している。 幾つか情報を集めなければ、肝心な時役に立たない。証明のされていない定理のようなものだ。 単純に『マタタビを殺せ』と命じることは簡単だった。 だが、この指令には同時に様々な問題が浮上する。 例えば、ギアスのルールの一つ『命令された人間は、ギアスがかけられる前後の記憶に対しての欠損が起こる』という条項が消滅している可能性があった点が挙げられる。 故に攻撃的な命令は極力控えた方がいいと判断した。 が、どうやらこのルールに関しては元のままであったようだ。これは貴重な収穫だろう。 そして更に俺自身への負担の問題もある。 何故、あの時俺はギアスを掛けた後に気絶してしまったのだろうか。 掛けた内容? 掛けた人数? それとも条件が複雑過ぎたのか? 奴らの中にギアスの内容と激しく信念を別にする人間がいたのだろうか? 疑問は尽きない。 故に今回は最も単純な条件に限定して実験を行った。 つまり、 『一人に』 『ギアスの副作用の延長である最も単純な記憶の消去を』 『イデオロギーの絡まない条項へと』使用した訳だ。 結果として俺は強烈な頭痛と疲労感に襲われこそはしたが、気絶はしなかった。 少なくとも単純な記憶消去ならば、十分に実用に値することが証明出来たのだ。 そもそも、マタタビはゼロに関する情報を持った数少ない参加者の一人だ。 つまり追々死んで貰わなければならない。しかも重傷を負って動けない。 戦力的価値もなく、生きているに値しない。 最後に何故、ニアにギアスを使ったのかについて。 これは最も肝心な『仕上げ』に必要なことだから、の一言で済む。 打倒螺旋王のため、絶対に必要な駒であるニアへとマインドコントロールを目的としたギアスは使用出来ない。 今、ギアスには薄弱な有効期限が設定されているためだ。 つまり、俺が自分の手で生身の《信頼》を勝ち取らなければならなかった。 ……さて、ここまで来れば後は一直線。全ては収束へと向かう。 「ブルゥァァァァァァァアアアアッ!!! 小娘、無事かぁぁああああ!! ………………って……アレ?」 「……コイツは。本当に特大の爆弾だった、って訳かな」 先頭のビクトリームがドアを蹴破り、部屋へと突入する。 続いてジン。最後に頭を押さえ、足を引き摺りながら俺は躯を滑り込ませる。 広がる光景は何もかもが、想像していたものと同じだった。 純白のベッドを口から吐き出した血液で染め絶命しているマタタビ。 その隣で呆然とした表情のまま、腰が抜けたようにへたり込むニア。 どんな言葉を掛ければいいのか、戸惑いの表情を隠せないジンとビクトリーム。 そして一人、誰にも気付かれずに笑いを噛み殺す俺。 そう、全ては――計画通りだった。 □ 「あの、ごめんなさい。毒って……なんですか?」 と、ニアが言い出した時の他の連中の表情は、怒りを通り越して呆れていたようにさえ思える。 それは、あまりにも罪深い一言だった。 『無知とは罪である』と語ったのは、どこの哲学者だっただろうか。 まさか、ここまでその言葉を体感出来ようとは思いもしなかった。 「ば、馬鹿にしてるのっ!!! アンタ、内容の分からない薬を飲ませたって言うのか!?」 「……ごめんなさい。確かに『凄い良く効く薬』だと書いてあったんです」 「御免で済む訳がないだろ! 死者が……出ているんだから」 凄まじい勢いで悲鳴を聞き付けて帰って来たカレンがニアに噛み付く。 今回は以前行われた『螺旋王と繋がっているのではないか』という種の詰問を越え、明らかな尋問へと変化している。 少なくとも今回、マタタビを殺害したのが毒薬であり、それを飲ませたのがニアであるという事実に変わりはないのだから。 「まぁまぁカレンおねーさん。ここは落ち着いて。あんまり怒ると可愛い顔に皺が寄るよ?」 「ジン! 何を言って……ふざける場面じゃないだろ!?」 「……ジンが言いたいのは、お前は頭に血が昇り過ぎってことだよ。質問する奴が顔真っ赤にしてどうする」 カレンはスパイクに言い返そうとするが、さすがに自らの態度が不味かったと悟ったのか握り締めた拳を降ろした。 キッと口唇を真一文字に結び、ニアを射殺さんばかりの視線で睨む。 カレンはジンがおそらく日本人である、と考えているのだろう。彼に向かって話す時は、若干言葉尻が軽くなっている。 「ここは俺が仕切らせて貰う。まず……簡単に纏めると、ニアお嬢ちゃんは支給品に良く効く薬があることを思い出した。 そして、それをマタタビに飲ませた。が、その後にマタタビは血を吐いて死んじまった――これで合ってるかい?」 「……はい。間違いありません」 「OK。じゃあ、落ち着いて答えてくれ。飲ませたのは確かに薬だったんだな? まだ残ってるかい?」 「いいえ。袋は残っているんですが……薬はもう……」 ニアが項垂れたまま、スパイクの質問に答える。 そう、ニアはもう薬を持っていない。 これは『命令された人間は、ギアスがかけられる前後の記憶に対しての欠損が起こる』ことの実験だった。 ギアスを掛けた際にカプセルを一つだけ彼女に渡し、残りは俺が回収しておいた訳だ。 故にルール通り、記憶を失ったニアから手に入れた毒入りカプセルは厳重に梱包して俺が持っている。 「……そうか。じゃあ次の質問だ。単刀直入に聞こう、マタタビを殺すつもりはあったのかい?」 「そんなまさかっ!! マタタビさんを殺したいなんて私が思う訳がありません!!」 「ニア!! アンタまだそんなことっ!!」 「カレンおねーさん、ここは抑えて抑えて。ね?」 ……じっとしていられないのか、コイツは。 とはいえ、カレンの日本人以外の人間に対する露骨な感情はどうしようもないのかもしれない。 特にニアはブリタニア人の見た目とそっくりだ。 チャイニーズ系らしいスパイクにすら、あれだけの態度で応じるカレンがニアに不快感を覚えるのも無理はないのか。 なにしろ、最愛の兄――紅月ナオトを殺されているからな。 カレンがレジスタンス運動をしているのも、全て兄への想いを継ぐためだ。 が、そろそろ俺も動かなければならないだろう。 ここまでは予想の範疇だ。そしてこの先が勝負の分かれ道でもある。 「皆――聞いて欲しいことがある。実は、マタタビが死んだのは……俺の責任でもあるんだ」 「え……ど、どういうことなのっ、ルルーシュ!?」 「落ち着いて、カレン。実はニアが『薬』を持っていることを俺も知っていたんだ」 「ル、ルルーシュさん! 悪いのは私ですっ! ルルーシュさんは何も……」 ニアがガバッと頭を上げ、必死で『俺は無実だ』と弁明してくれる。 思わず浮かび上がって来る愉悦に浸りそうになる。いや……まだ早い。 これこそが俺が望んでいた展開だ。そして、 「皆、すまない。皆の怒りはニアの代わりに俺が全て引き受ける。だから、ニアを……許してやってくれないか」 俺は深々と頭を下げた。 ニアが息を呑む声が聞こえた。カレンが何かを呟いているがボリュームが微量過ぎて聞こえない。 ジンが茶化すように小さく口笛を吹いた。スパイクは肩で大きく溜息を付いた。 ビクトリームはどうもニアがマタタビを殺した事実があまりにもショックだったらしい。 石になったように隅で固まっている。 くだらないプライドなどいくらでも捨てても構わない。 いっそ土下座ぐらいしてやっても良かったが、さすがにそこまでやると演技が過剰だろう。 必要なのは――このゲームを生き残るための力だ。 確信する。 今、この瞬間。 俺はギアスでは決して手に入れることの出来ない力――『信頼』を勝ち取ったということを。 □ 「ルルーシュ、本当に……あの子と行くの?」 「ああ。俺はともかく、カレン達は普段通りに付き合うのは難しいだろう……ニアのこともあるしな。 でも、心配することはないさ。短い別れだよ」 「……うん」 そう、俺とニア――そしてビクトリームはカレン達と別ルートで行動することになった。 人が死んだ場所にいつまでも留まっているのは流石に気が引ける。 カレン達はマタタビを埋葬してから、移動を始めるようだった。 目的地はひとまずB-4の図書館に設定した。 俺たちが右回り、そしてジン達が左回り。 ルートはその時の状況を考えながら臨機応変に、とまで決定した。 清麿というジンの有力な仲間の情報も手に入れ、明確な脱出に向けたプランが出来上がりつつあると言えるだろう。 またビクトリームの支給品だったという銃も入手出来たため、ある程度の武力も入手出来たのは幸いだ。 今回接触したメンバーの中で、特にジンの能力は有望だったと判断してもいいように思える。 行動力があり、知識も豊富で、加えて場慣れしている。 頭が固くなく、柔軟な思考が出来る点も大きい。出来れば奴とは再会したい所だ。 さぁ――それでは、最後の詰めに入るとするか。 「カレン」 「……え?」 「《ゼロ》として命じる――スパイクを殺せ。それも出来るだけ他の人間に悟られないように、だ」 完全に意気消沈していていたカレンの耳元で、俺は最後の目的を告げた。 もちろんルルーシュ・ランペルージではなく、ゼロとして。 「マタタビを殺したのは奴だ」 「え……でも、私達は外に……!! それに毒だって……」 「おそらく隙を見て摩り替えたのだろう。ニアは抜けている所があるから、十分に可能な筈だ」 「でも……」 我ながら、なんとムチャクチャな理論だろうか。 さすがにカレンが強烈な戸惑いの感情を浮かべてるのも当然か。 実際、ニアは毒薬を肌身離さず持っていたのでどう考えても摩り替えるのは不可能。 そしてマタタビ殺害の実行犯はニア、黒幕は俺――これは揺るぎない事実だ。 どう考えても普通は納得出来るような説明ではない。 とはいえ、 「カレンッ!! 何故分からない!?」 「ルル――」 「奴は《ゼロ》の正体を知ってしまった。それだけで殺されるには十分だということを!」 「――ッ!!!」 こう言ってやれば、カレンは"絶対"に断ることは出来ないのだが。 奴は黒の騎士団の団員。ゼロの命令は絶対だ。 そして同時にカレンはこの瞬間、理解した筈だ。 俺が本当はゼロを捨てていたのではなく、三代目ゼロとしての自覚を持っていたという事実に。 先の適当な理由付けさえ、カレンに命令を遂行させるための詭弁であることに。 「――分かりました、ゼロ」 「ああ。死ぬなよ、カレン」 「ブリタニアから日本を解放するまでは死んでも死に切れません」 「…………ゼロも、いい部下を持ったものだ」 カレンがキッ、と眉を上げこちらを真剣な眼差しで見つめた。 俺もソレに応えるように小さく頷く。そして背中を向けた。 本当に、心の底からそう思うよ……カレン。 しかし、お前の力では奴を仕留めることはおそらく不可能だろう。 そんなことは十分過ぎる程分かっている。 でもさ。せめて深手を負わせる、くらいは期待してもいいだろう? なにしろ《ゼロ》の正体を知ってしまったのはお前達二人なんだからさ。 馬鹿な……女だ。本当に。 「うぉぉぉいいいいいい!! ルルゥゥゥーシュゥウ!!! 早く来んかぁぁああ!」 山道の方角からビクトリームの野太い声が響いた。 ニアの姿も見える。未だ顔色が優れない。 無理もないか。凶器は毒だったとはいえ、他者を殺したのだから。 彼女の悪夢が過ぎ去る夜はおそらく来ないだろう。 そう、永遠にだ。 ビクトリームは何だかんだ言って、ニアのことが心配らしい。 表面的には「お前がメロンを持っているから」などと言っていたが。 とはいえ、彼女が進んで殺人など犯す筈がないと一番強く思っているのも彼だろう。 意外に仲間思いな奴なのかもしれないな。少なくとも俺以上なのは確実だ。 「ルルーシュ? どうしたんですか、とても……嬉しそうですよ?」 「え、あ……気付かなかったな」 俺は、気が付けば笑っていた。 それが手を振るニア達に向けたものだったのか、それとも別の理由だったのかは分からない。 だけど、 とにかく、 どうしようもない位に、 俺は愉快で愉快で堪らなかった。 【マタタビ@サイボーグクロちゃん 死亡】 【D-7/山道/一日目/夜中】 【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス 反逆のルルーシュ】 [状態]:肉体的疲労(大)、中度の頭痛 [装備]:ベレッタM92(残弾15/15)@カウボーイビバップ [道具]:デイパック、支給品一式(-メモ)、メロン×11個 、ノートパソコン(バッテリー残り三時間)@現実、ゼロの仮面とマント@コードギアス 反逆のルルーシュ 予備マガジン(9mmパラベラム弾)x1、毒入りカプセル×1@金田一少年の事件簿 [思考] 基本:何を代償にしても生き残る。 1:清麿との接触を含む、脱出に向けた行動を取る。 2:適当な相手に対してギアスの実験を試みる。 3:以下の実行。 「情報を収集し、掌握」「戦力の拡充」「敵戦力の削減、削除」「参加者自体の間引き」 4:余裕があればモノレールを調べる。 [備考] ※首輪は電波を遮断すれば機能しないと考えています。 ※ギアスを使った影響は若干収まってきましたが、いまだ頭痛があります。 ※清麿メモの内容を把握しました。 【ニア@天元突破グレンラガン】 [状態]:精神的疲労(大)、ギアス [装備]:釘バット [道具]:支給品一式 [思考]: 1:ルルーシュとビクトリームと一緒に脱出に向けて動く。 2:ビクトリームに頼んでグラサン・ジャックさんに会わせてもらう。 3:シータを探す 4:お父様(ロージェノム)を止める 5:マタタビを殺してしまった事に対する強烈な自己嫌悪 ※テッペリン攻略前から呼ばれています。髪はショート。ダイグレンの調理主任の時期です。 ※カミナに関して、だいぶ曲解した知識を与えられています。 ※ギアス『毒についての記憶を全て忘れろ』のせいで、ありとあらゆる毒物に対する知識・概念が欠損しています。有効期間は未定。 ※ルルーシュは完全に信頼。スパイク、ジンにもそこそこ。カレンには若干苦手な感情。 【ビクトリーム@金色のガッシュベル!!】 [状態] 静留による大ダメージ、鼻を骨折、歯二本欠損、股間の紳士がボロボロ [装備] なし [道具] 支給品一式、CDラジカセ(『チチをもげ』のCD入り)、ランダム不明支給品x1、魔本@金色のガッシュベル!! [思考・状況] 1:……小娘が人殺し?どうなっておるのだ? 2:奴らに付いていくのはメロンが欲しいからで、別に心配なぞしておらんぞ!? 3:パートナーの気持ち? 相手を思いやる? 4:吠え面かいてるであろう藤乃くぅんを笑いにデパートに行くのもまぁアリか…心配な訳じゃないぞ!? 5:カミナに対し、無意識の罪悪感。 6:F-1海岸線のメロン6個に未練。 [備考] ※参戦時期は、少なくとも石版から復活し、モヒカン・エースと出会った後。ガッシュ&清麿を知ってるようです。 ※会場内での魔本の仕組み(耐火加工も)に気づいておらず、半ば本気でカミナの名前が原因だと思っています。 ※モヒカン・エースはあきらめかけており、カミナに希望を見出しはじめています。 ※静留と話し合ったせいか、さすがに名簿確認、支給品確認、地図確認は済ませた模様。お互いの世界の情報は少なくとも交換したようです。 ※分離中の『頭』は、禁止エリアに入っても大丈夫のようです。 ただし、身体の扱い(禁止エリアでどうなるのか?など)は、次回以降の書き手さんにお任せします。 ※変態トリオ(クレア、はやて、マタタビ)を危険人物と認識しました。また、六課の制服を着た人間も同じく危険人物と認識しています。 ※ニアとジンにはマタタビの危険性について話していません。 ※持っていたベリーなメロンはジンを待っている間に完食しました。 【D-8/山荘/一日目/夜中】 【カレン・シュタットフェルト@コードギアス 反逆のルルーシュ】 [状態]:疲労(小)、精神疲労(中)、若干不安定 [装備]:ワルサーP99(残弾15/16)@カウボーイビバップ [道具]:デイパック、支給品一式(-メモ)、高遠遙一の奇術道具一式@金田一少年の事件簿 [思考]: 基本:黒の騎士団の一員として行動。ゼロの命令を実行する。 0:マタタビを埋葬した後、仲間を集めつつ左回りで図書館を目指す。 1:スパイクを出来るだけ密かに始末する。 2:ゼロ(ルルーシュ)に指示を仰ぐ 3:先代ゼロ(糸色望)の仇を取る [備考] ※マタタビを殺したのはニアだと思っています。 ※ジンは日本人ではないかと思っています。 【高遠遙一の奇術道具一式@金田一少年の事件簿】 高遠が奇術に用いる道具一式。 手品に使用するトランプなどの他にもハイレベルな変装の道具も含まれる。 多種多様な化粧品、SFXや特殊メイク用の塗料など。 胡散臭いマスクやカツラなども完備。 □ (どうしたもんかね……清麿、こっちは最高にグチャグチャな状況だよ? そっちはどうなっている?) 山荘に残されたジンは一人応接間で考え込んでいた。 マタタビを殺したのは本当にニアなのか。 それも彼女自身の意思によるものなのか。 支給されていた薬が実は毒だった……などという事実がありえるのだろうか。 (綺麗な色してるよ……これで人が死ぬなんて思えないくらいにさ) ジンはポケットからカプセルを取り出した。 赤と白――ニアに支給された毒入りカプセルである。 ちなみにこれはルルーシュが厳重に梱包したつもりで、うっかり落としてしまったものである。 三人が去った後に、部屋の隅に落ちているのをジンが発見したのだ。 (ルルーシュは信用出来ると思うけど……お姫様は……難しいな) あの状況でニアを庇うことが出来るなんて、ルルーシュは中々大した男だと思う。 さすがにあの時、自分さえ彼女を擁護しようという気持ちを持てなかったのに。 (キール……お前なら、あの子にも最高のエスコートをしてやれたのかね。女の子の扱いはお前の専門だった筈なのにな) 命を落とした――らしい、相棒の姿を思い浮かべる。 そして漏れる落胆の声。完全に忘れ去るのは中々に酷という奴だ。 スパイクも顔には出していなかったが、相当に堪えている筈だ。 確か読子とエドという知り合いが二人死んだらしい。 (ま。実際、問題は山積みだけどね) 邪眼に魅入られた子供達は闇を彷徨う。 夜は深く、少年の心は未だ晴れない。 芽生えた疑惑の種はゆらゆらと蔦を伸ばし、空を駆ける大ドロボウへと絡みつく。 悪夢の中で彼が何を思うのか。それはまた、別のお話。 【D-8/山荘/一日目/夜中】 【ジン@王ドロボウJING】 [状態]:全身にダメージ(包帯と湿布で処置)、左足と額を負傷(縫合済) [装備]:夜刀神@王ドロボウJING×2(1個は刃先が少し磨り減っている) [道具]:支給品一式(食料、水半日分消費)、支給品一式 予告状のメモ、鈴木めぐみの消防車の運転マニュアル@サイボーグクロちゃん、清麿メモ 、毒入りカプセル×1@金田一少年の事件簿 [思考] 基本:螺旋王の居場所を消防車に乗って捜索し、バトル・ロワイアル自体を止めさせ、楽しいパーティに差し替える。 0:マタタビを埋葬した後、仲間を集めつつ左回りで図書館を目指す。 1:ラッド、ガッシュ、技術者を探し、清麿の研究に協力する。 2:ニアに疑心暗鬼。 3:ヨーコの死を無駄にしないためにも、殺し合いを止める。 4:この事件の真相について考える ※消防車は山荘の隣に止めてあります。 ※清麿メモを通じて清麿の考察を知りました。 □ (ったく……どうなってやがるんだ) 完全に後手に回った――そう言わざるを得ないだろう。 まさか自分が見回りに出ている間に、死者が出るなんて思いもしなかった展開だ。 読子とエドの死について、少しじっくり考えたかったのだがそうも行かないらしい。 (八神もリードマンもエドも皆死んだ……ってか。おいおい、マジかよ? これ) マタタビを殺したのは……まぁおそらくニアだとは思う。 うっかり、という奴なのか――実際、うっかりで人が死ぬのは困るのだが。 ルルーシュには迷惑を掛けるが、こうするしかなかったようにも思える。 (さてと……螺旋のお姫様の相手は終わって、次はも駄々っ子嬢ちゃんの相手か……めんどくせぇ) メンバーの中で唯一の大人である自分が、もう少ししっかりしなければならないのかもしれない。 ただでさえ、ガキやガキに近い精神状態の人間が多いのだから。 「それにしても……」 スパイクは辺りを見回しながら、何となく呟いた。 「お姫様の飯を食いそびれたのだけは、幸福だったのかもな」 凄まじい異臭を放つキッチンの奥の料理を見つめながら、スパイクは苦笑いを浮かべた。 【D-8/山荘/一日目/夜中】 【スパイク・スピーゲル@カウボーイビバップ】 [状態]:満腹、疲労(小)、全身打撲、胸部打撲、右手打撲(一応全て治療済みだが、右手は痛みと痺れが残ってる) [装備]:デザートイーグル(残弾7/8、予備マガジン×2) [道具]:デイバック、支給品一式(-メモ)、 ブタモグラの極上チャーシュー(残り500g程) [思考] 0:マタタビを埋葬した後、仲間を集めつつ左回りで図書館を目指す。 1:とりあえずもう一度さっきの出来事について考えてみる 2:カレンをそれとなく守る。もちろん監視も 3:ジェットは大丈夫なのか? 時系列順で読む Back ナイトメア・チルドレン(中編) Next マテリアル・パズル~神無~ 投下順で読む Back ナイトメア・チルドレン(中編) Next マテリアル・パズル~神無~ 214 ナイトメア・チルドレン(中編) ルルーシュ・ランペルージ 229 王女の宅急便(前編) 214 ナイトメア・チルドレン(中編) カレン・シュタットフェルト 227 光るものの全てが黄金とは限らない 214 ナイトメア・チルドレン(中編) スパイク・スピーゲル 227 光るものの全てが黄金とは限らない 214 ナイトメア・チルドレン(中編) ジン 227 光るものの全てが黄金とは限らない 214 ナイトメア・チルドレン(中編) ニア 229 王女の宅急便(前編) 214 ナイトメア・チルドレン(中編) ビクトリーム 229 王女の宅急便(前編) 214 ナイトメア・チルドレン(中編) マタタビ
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/2314.html
ストラウル跡地―― 住む者無き、廃墟の群れ。それはまるで、この地にかつて生活の営みの墓標であるからのように立ち並んでいる。 その奥に立つのは、金色の角を持つ麒麟――都シスイ。 「……来た」 遠くから近付いて来た人影に、シスイは顔を上げる。 現れたのは銀色の角を持つ麒麟――アッシュ。 シスイの姿を見とめると、アッシュにはにやりと不敵に笑った。 「こんな場所に呼び出して、どう言うつもりだい、兄さん?」 「負けっぱなしは性に合わないんでな……お前を倒しに来た」 「……あはははははっ」 シスイの言葉を聞いて、アッシュは無邪気に笑う。 「すごいね、兄さん。この前僕にコテンパンにやられたくせに、僕を倒す? ……撤回するなら今のうちだよ」 顔は笑っているが、目は全く笑っていない。隙さえあれば、このままシスイの首を狙って飛び掛ってきかねない――それほどまでの殺意が、瞳の中で光っている。 「今なら、逃げてもいいよ?」 「……俺が勝ったら、」 不遜な態度を取るアッシュを無視し、シスイは言葉を続ける。そんな彼にむっとアッシュは表情を歪めたが、それも一瞬の事ですぐに元通りになった。 「万が一にもあり得ないけど……何? 兄さんが勝ったら、どうすればいいの?」 「俺が勝ったら、二年二組と蓬莱山から手を引け……んでもって、トキコから離れろ」 「……手を引けってのは分かるけどね……朱鷺子ちゃんから離れろって? おいおい、僕は彼女が大好きなんだ。一体兄さんに何の権限があって、そんな事を言えるって言うんだい?」 あっけらかんと、「自分は全く悪くない」とでも言いたげにアッシュは語る。 「第一さ……そんな口約束、僕が守ると思ってるの、兄さん?」 「お前が守るんじゃない……〝俺が守らせる〟んだよ」 「――?」 威圧的なシスイの口調。その様子に、アッシュは違和感を覚える。彼の知っている都シスイは、誰が相手であろうとそんな声、そんなしゃべり方をする男ではなかった筈だ。 「――まぁ、いいさ」 しかしアッシュは、そんな違和感はすぐに思考の片隅へ追いやる。右腕の袖を捲くると、そこに付けている腕時計に触れた。 「〝転送〟」 その言葉を言った瞬間、アッシュの身体が光に包まれる。その光が消失すると――そこに立っていたのは、二本の角を持つ、漆黒の装甲に身を包んだ「双角獣(バイコーン)」の姿だった。 「後悔させてあげるよ、身の程を教えてあげるよ、兄さん。都市伝説・侵話が一人、この双角獣に刃向かった事をね」 「ご託はいいからかかって来いよ――麒麟の紛い物」 「――本当に、死にたいみたいだね」 次の瞬間、金色と銀色のオーラが二人の身体から噴き出し、ぶつかり合う。エネルギーとエネルギーの衝突が暴風を起こし、周囲の瓦礫を巻き上げた。 廃都を舞台に、二頭の王獣が再び向かい合う。それはまるで、歪んだ鏡写しであるかのようだった。 ――・――・―― 「始まりましたね」 バードウォッチャーから送られてきた戦闘映像を眺めながら、ジングウがポツリと呟いた。 「……武装してませんね、彼」 映像の中、以前と変わらず徒手空拳で戦うシスイの姿に、サヨリが言う。その表情には、僅かながら困惑の色が混じっていた。 「負けますよ、彼。同じ能力者同士、でもアッシュさんはバイコーンヘッドを着ていて、更に無数の武器を持っている……生身で、能力しか使っていないシスイさんじゃ……」 「普通なら、そう思うでしょうね」 「……? ジングウ、さん?」 ジングウの様子に、サヨリは首を傾げる。 この時のジングウはとても冷静だった。彼がこんな風になる時は、そう……何かを観察している時だ。事実、彼の目線は画面から全く離れない。 「都シスイだって愚かじゃない。何かしら、勝算を持ってあの場にいる筈です――武器無しで、バイコーンヘッドを破る方法を」 「それは、一体……?」 「……生き物が進化をするのは、何故か分かりますか」 「え?」 質問に質問を返され、サヨリは一瞬戸惑う。しかし、すぐに彼女は思考を切り替え、考え込むと、 「……死を回避する為、ですか?」 「そうですね、極論を言えば。その内容は、変化した環境に適応する為だったり、天敵を撃退する為の手段であったり、自らの種を絶やさないようにする方法だったりする訳ですが――どうすれば、進化は起きるのでしょうね」 「それは……」 サヨリは考えるものの、今度は思いつかなかった。実際のところ、簡単に思いつくようなら今頃、そこら中で色んな生き物が進化しているだろうし、それが正しいのだろうけれども。 「既に、超能力を得る、と言う形で人類から一段階上の存在へと進化している超能力者が――もし、その能力を持ってしても回避出来なかった死と遭遇した時……その時、一体何が起こるのでしょうね」 その視線は――やはり、目の前の映像に注がれたままだった。 ――・――・―― 「どうした、兄さん!? 全く歯応えが無いじゃないか!」 アッシュの放った拳が、シスイを捉える。まるでトラックでもぶつかってきたような衝撃に、シスイの身体は吹き飛ばされ、遥か後方にあった廃ビルへと突っ込んだ。 巻き上がる砂埃と破片。一拍置いて、老朽化した建物にその衝撃は止めだったらしく、ガラガラと音を立てながら崩れ落ちた。 「――おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッ!!」 砂埃を吹き飛ばしながら、金色のオーラを纏ったシスイが飛び出してくる。その衣服は、既にボロボロだった。 (――おかしい) 自分の優勢を信じて疑わないアッシュだったが、少しずつ違和感を覚えていた。 (何十回と殴っている筈なのに――何でこいつ、〝傷一つ〟ついてないんだ!?) 戦闘開始から今に至るまで、アッシュの攻勢一方、シスイの防戦一方だった。無理も無い話で、身体能力を強化するバイコーンヘッドで武装をしている分、どうしたって基礎値で言えばアッシュの方が遥かに有利だ。攻めに入りたくても、その能力差がシスイを前に進ませてくれない。ただひたすらに、一方的に殴られ、蹴られると言う状況が続いていた。そんな状態を、シスイの着ているボロボロのいかせのごれ高等学校の制服が物語っている。 だが、しかし、 ボロボロになっているのは衣服ばかりで、都シスイ自身には全くと言っていい程傷が付いていない。これはあまりにもおかしい。アッシュの拳は鉄筋コンクリートさえもベニヤ板のように打ち破り、その蹴りは鉄骨さえも飴のようにへし折るのだ。そんな暴力を立て続けに受けて生きている事が、ましてや掠り傷一つ負っていない事実は、あまりにも辻褄が合わない。 攻撃をかわされている? ……否、そんな筈は無い。アッシュの五体に伝わる感触は、確実に対象を捉えている。錯覚なら話は別だが、間違いなくアッシュの攻撃はシスイに当たっている。 当たっている筈なのに―― 「何でだ!? 何で効いてないんだよ――ッ!?」 堪え切れなくなった様に、アッシュが叫んだ。 地面の上に倒れ込んだシスイが、ゆっくりと身を起こす。もはや、その上半身を覆い隠す物は何も無く、素肌を外気に曝け出している。泥や埃で薄汚れているものの――その肌にはやはり、傷らしい傷は全く見当たらなかった。 「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 バイコーンヘッドの胸の部分にある紅玉が輝き、そこから長柄の斧が飛び出してくる。それを両手で握り締めると、アッシュは勢い良く振り上げた。斧が、銀色のオーラに包まれる。 「死ね――ッ!!」 アッシュが斧を、シスイの脳天目掛けて振り下ろす。それに対して、シスイは自分の右腕を上げた。 ギンッ、と、金属と金属がぶつかり合う音が、辺りに鳴り響いた。 「……嘘だろ」 マスクの内側で、アッシュは驚愕の表情を浮かべていた。 「何だよ、その右腕!?」 アッシュの視線の先にあるのは、斧を受け止めたシスイの右腕だった。そこには、今まではそこに無かった筈の物が出現していた。 それは篭手だった。指先から肘まで覆い包む、金色の篭手。手甲の部分からは、角を彷彿とさせる赤い突起物が伸びている。それはまるで、麒麟の頭の形によく似ていた。 「――其は、四天の中心に座したる天帝の証」 シスイの口から、言葉が紡がれる。 それはまるで、呪文を唱えているかのようだ。 「目覚めよ、黄道の獣。汝が往くは、王の道」 シスイが、ゆっくりと顔を上げる。その瞳と視線があった瞬間、アッシュの背筋にぞくりと寒気が走った。 「我、護国の剣と成りて――魑魅魍魎を打ち破らんッ!!」 言葉が結ばれると同時に、シスイの身体をオーラの量が勢いを増す。腕を包む装甲が開き、そこからより質量の濃いオーラが塊となって溢れ出す。それはまるで、麒麟の鬣を髣髴とさせた。 「ぐあっ!?」 装甲から噴き出したオーラに押され、アッシュの握っていた斧が弾き飛ばされる。 「何だよ、それ……!?」 アッシュは、震えが止まらなかった。それは、恐怖から来るものではない。何か、圧倒的なものを遭遇してしまった時に出る――名状しがたい、歓喜にも似た震えだった。 「そんなの、僕は知らないぞっ!!」 胸の紅玉から武器を転送。二振りの刀を呼び出し、シスイに切りかかる。 だが、 「〝金装〟」 シスイが短く言葉を呟く。すると次の瞬間、シスイの髪の色が黒から灰色へと変化していった。肌の色も、褐色に近い色へと変わっていく。 シスイの身に起きた変化に遅れる形で、アッシュの刃が彼に届いた。その刃は、シスイの身体を切り裂く事無く――薄皮一枚にめり込み、止まっていた。 「何……!?」 「〝火装〟」 驚くアッシュを尻目に、シスイは刀を振り払うと、今度は別の呪文を呟く。今度は髪がオレンジ色に染まっていき、肌は普段の肌色に近い色合いへと変化する。 シスイの右腕が炎に包まれる。その炎拳を、彼は思いっきりアッシュの胸に叩きつけた。 「炎――槌ッ!」 衝撃がまず、アッシュの背中から突き抜ける。斜線上にあった瓦礫や地面が抉られ、スコップで削られたように真っ平らに成る。それから遅れて、アッシュの身体が吹っ飛んだ。 「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッ!?!!??」 バイコーンヘッドが、漆黒の装甲が、「天子麒麟」による強化を受けているにも関わらず、まるでボロ布のように破壊されていく。チタン製の装甲は罅割れ、特殊繊維を何層にも組み合わせて紡がれたインナースーツが引き千切られる。内臓機関は焼き切られ、火花を散らすコードはまるで血管のようだ。 装甲を剥ぎ取られ、生身になったアッシュが地面に叩きつけられる。その全身には火傷が出来ていた。 「ば、馬鹿な……!? 何で僕が……この双角獣が、生身の相手に……!?」 自分の身に起きた出来事が信じられないのか、アッシュが震える声で言う。 「生身じゃねぇよ」 アッシュの傍まで歩み寄り、その姿をシスイは見下ろしていた。 「俺が一人で戦っているとでも思ったか、アッシュ? ……自然と、大地と協力する。それが本来の麒麟の戦い方だ。森羅万象を味方につけた俺に、たった一匹の獣であるお前が敵う訳無いだろ」 「…………!」 シスイの言葉に合点がいったのか、しかしその事実が信じられないようにアッシュが目を見開く。 「ふ、ふふふ……確かに、全く道理だね……でも、ずるいや兄さん。大自然で武装するとか、そんなの」 「お前に言われたくない――ッ!?」 その時、シスイ目掛けてどこからともなく炎の塊が飛んで来た。咄嗟に彼はそこから飛び退り、その攻撃をかわす。攻撃をかわしたシスイの頭上を、何かが横切った。 「な――グリフォン!?」 鷹の頭部と翼、そして獅子の身体。神話に出てくる鷲獅子そのものの生き物が、アッシュのすぐ傍に降り立つところだった。 「よぉ、アッシュさん。見事にぼろっくそやられましたなぁ?」 「イマさんか……まぁね。兄さんを甘く見てた」 グリフォンが軽い口調でアッシュに声をかけた。そのやり取りで、彼らが仲間同士なのだとすぐにシスイは察し、身構える。 「おおっと、兄ちゃん? 別にオレは、アンタとやり合う為に飛んできたんじゃないですぜ? オレの目的は、ここに転がってる銀角の麒麟なんですよ……っと」 言いながらグリフォン――イマは、アッシュの身体を咥えると放り投げるようにして自分の背中に乗せる。雑に乗せたため、アッシュは危うく落ちそうになるが、本人がよじ登る形でそれは免れる。 「ちょっとイマさん、僕怪我人なんですけど……」 「そん位で根を上げる程ヤワに出来てないでしょーよ。紛い物とは言え、麒麟なんだからさぁ」 イマの言葉にアッシュはむすっとするが、彼は全く気にした様子ではない。 「じゃあな、兄ちゃん。縁があったら、また会いましょうぜー」 大気を掻いて、グリフォンの巨体が舞い上がる。それは瞬く間に空高く昇っていくと、すぐにシスイの視界から去って言った。 「勝った……か」 そう呟くと、緊張の糸が切れたように彼はその場にへたり込んだ。右腕の篭手は消え、髪と肌の色も何時もの色に戻る。 アッシュの命を奪いこそしなかったが――誰が見ても分かる位に、この戦いはシスイの圧勝だった。 「サヨリさん。今の映像、ちゃんと記録しましたか?」 「はい、ちゃんと記録しました」 「よろしい」 サヨリの言葉に、ジングウは満足そうに頷く。それに対して、サヨリは怪訝そうな顔をしている。 「ジングウさんは――分かっていたんですか、初めから?」 「さて、何のことでしょう?」 サヨリの言葉に、ジングウはそう嘯く。 それで彼女は確信した。ジングウは、負けると分かっていて、あえてアッシュを向かわせたのだと。 「……シスイさんは、一体何を使っていたのですか?」 「天装……守人に伝わる奥義の一つですよ。五行の属性、火、水、木、金、土を術者に付加する、ただそれだけの技術なんですけどね……麒麟の強化能力と組み合わさる事で、ここまで強力になるとは思いませんでしたが」 「それは知っています……ですが、あの右腕。あんなの、天子麒麟の能力には無い筈です」 サヨリの指摘に、ジングウはニヤリと笑う――まるで、よくぞ聞いてくれました、と言わんばかりの表情だ。 「ナイトメアアナボリズム……それは自らを殺した死因に対する適応能力を目覚めさせ、そして自らの死因を更なる外敵を排除する手段としてその身に同化させる現象……もしそれと似たような現象が、既に特殊能力を持っている人間に起こったとしたら?」 「既に……特殊能力を持っている人間に……?」 「ええ――自分に備わった特殊能力を持ってしても排除出来ず、自らを死の淵に追いやった存在……それを倒せるように、特殊能力が変質、或いは進化する事があるとすれば?」 ――それは、もう一つのナイトメアアナボリズム。 「私はその現象を、こう呼んでいます」 ――アナザー・ナイトメア・アナボリズム―― それは、もう一つの悪夢。